三つ葉のクローバー


欠落した人生は時に笑えるくらい
諦めた方が楽で痛みも少なかったね
その場所に乾いた校庭に
枯れた泣き声だけ自分ひとりだけ

雪の日はちぎれそうな耳よりも
黒く焦げた胸が痛くて怖くて
足は浮いたように不安定なまま
居場所なんてここにはないと理解していたのに

逃げることもしないで
ただ動けなくて
泣いたら負けだ
泣いたら負けだ
ただ繰り返してだめにした涙腺


あなたの前で一度も泣かなかったね
弱音なんて吐かなかったね
同じだった 居場所なんてなかった
この痛みの行き場も声も
あなたには届かなかった
こうなることは初めから 分かってた


欠落した一葉はあなたじゃないって
分かってた。

















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