俯く
朝日が溶かした黒は
この闇まで届かない
隙間から射す空は
布を透かした 血液の色
言ってはいけない関係なの
俯きながら去る あなたの部屋
気休めだって分かってた
日が落ちるまで もつのかな
あなたのにおいの染み付いた腕は
帰りたいと泣く
ひどく ひどく 軋んでる
空なんて見えなくて
俯き零したのは涙なんかじゃなくて
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