子猫 怯えた瞳で世界を見ていた 街の隅で震えながら 空は今日も 灰色にゆがむ 細い声で独り呼んでた 今にも壊れそうな身体で 月は今日も 厚い雲に隠れて 逃げるなら もうやめるね 雨に打たれすぎて もう動かないから 最後にそっと 抱いてほしかった もうあなたには 届かない