星の海


同じ日に同じ場所で
同じ景色と少しだけ
巡った季節の冷えた空気と

何ひとつ変わらないもの
今だ残るもの
変わってしまったもの
時間はほんの少し速度を増して
明日へと向かう

流れた星の数だけ
叶う想いと消える光
時の隙間は空間を埋めて
空と地の星を隠す

光の粒子に包まれる
夜の闇に静かに浮かぶ
澄んだ空気は空に届き
手を伸ばせば掴めそう

もう何度星は巡り
月は満ちては欠けていったの
風はいつしか
冬のかけらを連れてきていた
夏の終わりは
もう目の前に

包まれていた
冷たく暖かい光の中
瞳を閉じても広がる星の海
美しい世界の片隅で








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送