つばさ


その瞬間はいつだって突然。

雲間から覗く月のように。
地平線から登る太陽のように。
光射す瞬間。
重い何かが壊れ落ちる時。

目の前が開けて
広い広い場所に立っていたことに気付く。
どこへでも行ける。
飛んでいける。


繰り返して
間違って
迷っては立ち止まって
振り返って手を伸ばした。

増えるページと想いの数と
置いてきた時間と後悔。

暗闇で泣いていたのは
囚われのこころ。
本当は自由になりたかった。

何を見ようとしていたの?
自由に飛んで行きたかったのに
足枷を付けたのは自分だって気付いた。

その瞬間はいつだって突然。

変化の時。
足枷が外れる瞬間。

それを知ったから。
どこへでも行けるわ。

この場所から。
後悔も悲しみも
守ろうとしていた大切な想いも
全てを置いて
高く飛んでいける。

それが必要だったから。
わたしと
あなたの
それぞれの幸せな未来のために
必要だって気付いたから。

その瞬間はいつだって突然。







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