記憶


重いカラダが目を覚まして
同じ空を見た。
赤々しい想いは静脈を伝って
こころ以外の場所を巡る。
いつも 置いていかれるのはこころだけなの。

重いカラダが手を伸ばして
青を掴もうとした。
光のない瞳は永遠を映して
叶わぬ想いに涙を流す。
いつも 抑圧ばかりがこころを責め続ける。

「解放」と言う言葉を
唱えては顔を伏せてきた。
もう二度と
繰り返したくないの。
孤独と言う 長い日々を。

離れてしまえば 楽になれるなんて
一番簡単で 一番辛い。
忘れることは空っぽになることよ。

何があっても 忘れたくない。
ただの痛みの記憶でも。


重いカラダが目を覚まして
一筋の光を流す。
痛々しい傷は癒えていたけど
疼きだす瞬間はある。
いつも 記憶も過去も変えられないの。

それでも
それを糧に生きて行けるなら。
強さに変えていけるなら・・・。





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