綺麗な罠


幾つもの 綺麗な夢と偶然が
折り重なった 美しい朝の空。
道の終わりなんて 無ければいいって
ほんとにそう思ってたんだ。

捨てられないものがあるんでしょう?
重すぎる年月とか。
大切な人たちとか。
誰かが傷付くよ。
でもちゃんと分かっているんでしょう?
だから辛いんだね。

わたしがその手を放してしまえば
お互い楽で居られたんだ。
単なる甘えだって
逃げだって分かってた。
代わりなんかじゃないけど
わたしの欲しいもの全部
目の前に用意してくれて
「どうして?」って聞いたら
ちゃんと欲しい言葉をくれて。

隙間を埋めてくれたの。
どれだけ嬉しかったか分かる?

だけど 応えることは出来ないよ。


なんでなんでこんなに上手く行かないことばかり。
誰かを不幸にする権利なんて
そんな覚悟なんて 持ってないのに。
・・・その手を放すことがどうしても出来なかった。

どうして現実はこんなに重いの?
ちゃんと割り切ってしまえたら。
方法だってちゃんと分かってるのに。

こころはいつでも自由にならない。
現実だって自由にならないのにね。








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