道の先へ


この部屋からさよならする
期日が迫ってる。
一年前も違う場所で
同じことを考えていた。
”もうすぐならば
残された時間を大切に”

それから一年たった。


あの人は　元気でいるだろうか。
あの子は大きくなったのかな。
お別れも言えなかった人たちも
もう会うことはないのかな。

傷付けた人がいて
置いてきたものがあった
でも戻れない
道は分かれてしまったから。


それから一年たって
また訪れた季節に
祝福されて踏み出していけることは
とても幸せなことね。
引き換えに置いて行くものも
失うものも　あるけれど・・
だけど迷わないで
そこに道が続いているから。

さぁ　道の先へ。