傘を探しに


きっと幸せすぎるから
日々は ゆるやかに過ぎてく。

言葉を紡ぐ 隙もないほど
ただゆるやかに透明に 満たされていく。

黒いインクが
たった一粒落ちただけで
癌のように
広がってしまう、

そんな 危ういぬるま湯の中で
わたしは ただ揺られて。


でも
そろそろ目を覚まして
手遅れになる前に。


さあ 傘を探しに行こう。
あの人が 風邪をひかないように。

この幸せが
風邪をひかないように。


有限だと気付けたら
ひどく愛おしい瞬間
そのあたたかさ。

強くなるよ。
守れるように。











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