最後のカケラ:a
欠けてたハートが時々ね
沁みるように痛むんだ
夏の陽に焦がされて
裸足のまま何処に行けばいいのかな
枯葉を踏んで雪を掻き分け
花が生まれるのを見て
ずいぶん遠くに来たなって思った
でもやっぱり 時々痛むんだ
思い出せない完全なカタチ
どこかに置いてきたカケラ
二度目の陽は強く射すから
やめてよ見透かさないで
怖いのは戻ってしまうことなんだ
まだ終わってない
この痛みが消えるまで
ハートの傷は癒えたように見えたけど
最後のひとつ
聞くまでは 終わらない
終われないんだ
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