水底へ・・・


むせ返るような青の中に居たの
綿毛を纏って踊っていたのは
妖精のまぼろし?
泡が沈むのが見えた

上へ上へと泳いでいたのに
どうして 空に届かずに
ここがどこかも分からないまま
青い呪文に 囚われたまま

あなたがいれば 良かったのに
散る羽根に潰れた目は
ただ光を温もりを
この手で感じていたいだけなのに
足元で震えるかすかな太陽
遠く 離れてゆく



滲んでゆく傷の赤色が
わたしの中へと染みていくのは
必然の罰?
重く縛られた手足も

遠く遠く 揺れていたこと
きっと わたしは知っていて
それを見ていたからこそきっと
青い呪文を 見ぬふりを

あなたがいても 変わらずに
巡る針を歪めたこころは
ただ消えてく温もりを
この手に収めていたいだけ
耳元で囁く青の真実
泡に 溶けてゆく


沈んでゆくその身体
救い上げるすべを
ずっと知っている呪文を
そのタブーの言葉を

何を引き換えに失うの
足元で震えたかすかな太陽
遠く 離れてゆく






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