卯月のさよなら


もうすぐあなたの誕生日 覚えていますか
あの日わたしに言ったこと

記憶を手繰る音の波
身をゆだねて甦る あの痛みと喜び
同じ風がほほを撫でるその日に
もうあなたはいない


全て空っぽになる その部屋に
ほんの少しだけ きれいな思い出を残していって
いつか懐かしく 戻る日のために

同じうたを聴く 同じ風を感じて
擦り切れた糸さえ愛しく思った
刻んだ記憶 最初のトモシビ
あなたのことを 忘れないわ


柔らかな月を見ていた 全てが始まった日
無知のまま 期待に満ちていたあのころ

思い出をどうか 片隅に置いておいて
同じ月がまた昇る日に
もうあなたはいない






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