温かな接触


あなたの手を・・・　初めて握った日を思い出しました。
差し伸べて　触れたその手を
あなたはぎこちなく　握り返してくれて。
大きくて温かい　その手で。

新しい太陽が音もなく昇って
それでも話は尽きずに。
距離を縮めてく　時の流れと　伝わる体温の中
ただ正直に　言葉を紡いでいたの。

全てをあなたに　委ねようと思った。
迷っていたのは　わたしだったのかな。


迷いを　消し去るための魔法は
あなたの手に触れたいと思った
たったそれだけの　感情。

それだけで　充分でした。