哀しみを歌う鳥


光の群れには届かない
たとえ 空にいたとしても

あなたのいない地上で
産まれ来る言葉は
哀しみの鳥
脚をなくした 歌う鳥

名前を呼んで
正しく帰れるように
たったひとり 儚い自分を嘆いて鳴いた
偽りのないあなたを想った


永遠には還れない
たとえ 喉が潰れても

あなたのいない地上で
白く覆われた温かさにも
気付かない鳥
空だけ見上げて 歌う鳥

翼を描いた
高く飛びたかったから
たったひとり 見えない月を仰いで鳴いた
変わらない と言ったあなたを想った


これ以上何を望んで
何を歌うんだろう
怖いのは
わたしが変わってしまうこと
たったひとり 変化の時を恐れて泣いた
永遠を望んだあなたを想った

遠い空へと あなたを想った









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