聖夜


きらきらと 遠くに見えるひかりの粒と
隣にいるあなたの横顔
不思議だね
この場所の思い出はいつも
遠ざけたあの人のものだったのに

雲のかかった空は願いを隠し
地上に広がる光の海は
何も変わらずそこに在る
そう 何も変わらず
変わったのは 季節とこころだけ


星は落ちたのですか
何を犠牲にしたのですか
あの時望んでいた未来は
今はひとつも残っていなくて
ただ 恐れていたことが現実になったときに
あなたが側に居てくれた
それだけが救いだったの

あの人の思い出を抱えた この場所で
あなたに放った言葉
やっと浄化されたわ


地上に降り立ったとき
そらには満天の星
いつの間にか晴れた雲に
自分を静かに重ねていた








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