ちいさな幸福


あなたの居る生活はいつの間にか当たり前に。
はじめの段階から何の違和感もなく
不思議にすんなり入り込んできた。
空気のような存在って言うの？
なくなったらきっと苦しいんだろうね。

ちょっと見上げるくらいがいい。
無理な背伸びはいつか疲れてしまうから。

無理に笑わない。
無理に言葉を探さない。
それは自然について来るもので
その存在はいつだって優しくて
全てを受け入れてくれた。
不思議だね。
怖いものなんてひとつもないよ。
こんなに平和でいいのかな？
今までの波乱の反動かもしれないけれど。

変わったね。
ほんと強くなった。
あなたの負った傷は決して無駄なんかじゃないよ。
過去の傷は今を歩くため
未来を自身で選び取るためにある。
わたしも同じ・・・
だからあなたを選んだの。



今日も陽が昇って
新しい一日が始まった。
今日も笑顔で見送って
それぞれの道を歩いていく。