腕


暖かくてひたすら優しい
安心と愛しさと

それは　時に　驚くほどで
どうして今まで気付かなかったんだろうって
首を傾げてみた

ひろがる世界はとても暖かいよ
ゆっくり　ゆっくりと回る
隣にはあなたがいて
静かに微笑んだ

あなたが見せた過去と
わたしが見せた傷跡
包み込んだその腕は
人の温もりを確かに知っていた

知ることで重ねていく想いは
わたあめみたいに大きくなってく

明日の約束が怖くないのは
ほんとの意味で信じているから
確かなもの
やっと見えたよ
その腕で
どうか離さないでいてね